日々の事件
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読売ウイークリー2006年4月9日号より) アットローン 女優・藤原紀香が23日(月)、都内でエステサロン『ミスパリ』の新CM発表会に登場。自ら趣味と告白した“女磨き”の決め手を語った。
長いまつ毛にたっぷり塗ったマスカラ。メークで強調した大きな瞳。「もえちゃんなしに、この雑誌はなかった」。人気モデルの押切もえさん(27)を表紙にした2冊セットの4月創刊号は650ページ、重さは何と2キロを超える。3月7日の発売から5日で32万部を完売。続く5月号も28万部が売り切れた。「これほどの反響は予測しなかった」と驚く。
創刊号では、押切さんの個人史と過去30年の流行の変遷をたどる特集を組んだ。彼女を支持する世代は、1990年代女子高生ブームの担い手。ルーズソックス姿でプリクラに熱中し、読者モデルにあこがれた。今、20歳代後半、結婚や出産の岐路に立つ。 この世代のもう一人のイメージヒロインが、「エビちゃん」こと蛯原友里さん(27)。化粧や服装は色っぽくてかわいいが、職場では男性以上にバリバリ仕事をする。自立して、お金にも余裕がある。外見と中身のギャップを自ら楽しむ。結婚か独身か、仕事か恋か、二者択一にこだわらない。 「彼女たちの登場で、雑誌が流行をつくり出す時代は終わり、読者が雑誌をリードする時代に突入した」 そう語る自身の大学時代は、雑誌「ポパイ」がバイブルだった。西海岸特集号に触発され、ロサンゼルスに留学、同誌片手にメルローズ通りを闊歩(かっぽ)した。「でも、雑誌の地図がいい加減で、目当ての店まで1時間歩いた」。「ポパイ」といえど、当時はそんなものだった。
毎号、100ページ以上を使って、一つのテーマを徹底的に掘り下げる。5月号は〈あなたの知らない秘密の韓国〉。食や美容、ショッピングの情報を吟味して、美しい写真とレイアウトで紹介するだけではない。店の情報をハングルで表記したり、持ち歩き用の別冊マップまでつける細やかな実用性が「CREA」流だ。
中心となる読者層は20代後半から30代前半、会社員ならば総合職を想定。「知的レベルが高く、関心が多岐にわたる女性たち」だ。「彼女たちの多くは人生に貪欲(どんよく)。キャリアも続けたいし、結婚もしたい、出来れば子供も欲しい、旅やカルチャーにも興味がある」。普通の情報誌やファッション誌に載っているような情報では飽き足らない女性たちの支持を集め続けている。 写真の拡大
![]() ![]() 「質の高い情報に加え、洗練されたビジュアルにも重点を置いています」
1989年、文芸春秋としては約60年ぶりの女性雑誌として創刊。以前は、宗教やゲイ、セックスなど、「とんがった」テーマも扱っていたが、10年前に路線を変えた。「女性誌の生命線である広告があまりとれなかった」からだ。以後、実用性にも重点を置いた誌面作りになっている。 たとえば、美容情報。ファッションに関する記事は少ないが、化粧品の情報は手厚い。新商品を試した読者が率直な感想を語り合う座談会〈コスメチャット〉は、創刊時からの売り物。クレア読者の場合、ただ流行や男性の視線に合わせて装うわけではない。「まず『自分はこう見られたい』というのがあり、それに合わせて、本当にいいものを自分の目で見極める。そうやって考えることができる読者だと考えています」 同業他社では、様々な女性誌の現場を経て編集長になる人が多いが、井上さんの場合は、「文芸春秋」と「週刊文春」を経てクレアに移り、2005年から編集長。「あらゆる情報がたやすく手に入る時代だからこそ、『クレアに載っているものならば大丈夫』と感じてもらうことが大事」。女性誌としては、かなりジャーナリスティックな感覚を大事にしている。 ボリュームたっぷりの特集も、「自分で考えて、何かを選んだり、答えを出して欲しい」という思いからだ。創刊17年で築き上げた、雑誌と読者との、一方的ではない「信頼関係」がそこにはある。(恩田泰子) (2007年5月7日 読売新聞) |
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