ＮＹ 原油続伸

　【ニューヨーク＝小山守生】２８日のニューヨーク商業取引所の原油先物相場は続伸し、代表的指標であるテキサス産軽質油（ＷＴＩ）８月渡し価格の終値は前日比０・６０ドル高の１バレル＝６９・５７ドルとなった。終値として約１０か月ぶりの高値だ。

　前日に発表された米石油在庫統計でガソリンなどの在庫量が大幅に減少したのを受け、夏休みの行楽シーズンに向けたガソリン不足への懸念から買いが膨らんだ。８月渡し価格は一時１バレル＝７０・５２ドルまで急伸し、昨年９月１日以来、約１０か月ぶりに７０ドルの大台に乗せた。

　しかし、その後は、当面の利益を確定させるための売りが出た。

（2007年6月29日  読売新聞）

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